もっと検証に意識を向けた方がいいのかもしれない
仮説検証についてのポエム。
仮説を立てて検証し、その仮説を評価する。
目標を達成するには、これを繰り返していくのが最適解だと思う。
仮説については、誰しもが日常的に立てる習慣が見についていると思う。
簡単なもので言えば、「曇っているから、もうすぐ雨が降る」というのも仮説の一つだし、掃除や洗濯、洗い物などがどのくらいで終わるかなどを考えるのも仮説を立てていることに変わりない。他にも仕事で何が原因でうまくいかないか、どうすればうまくいくだろうかと考え、原因を仮定して、対応を考えるときなど知らないうちに仮説を立てている。
仮説はたくさん立てているが、それを実際に検証できているか?と考えてみると私の場合、案外そうでもない気がしている。仮説の生産量に対して、それを検証するスピードが間に合っていないし、どんな仮説を立てていたのか忘れていることだってよくある。仮説が正しいかどうかは、検証というプロセスなしでは判明しない。仮説が仮説のままで終わってしまうことが多い。
仮説=>検証の間の障壁
仮説をもとに検証を行う。言葉にすれば簡単そうであるが、この間には大きな障壁がある。まず、第一に検証には労力がかかる。仮説は何気ない瞬間にふと浮かび上がってきたり、どうすればいいかと思案しているときに作り上げるもので良い悪いを考慮しなければ、どんどん生み出せるものだ。
一方で、検証というのは、時間がかかる傾向にある。もちろん仮説の内容によって、検証内容は大きく異るが、長いものになると、自分の人生では到底足りないものがいくらでも存在してしまう。
加えて、検証のステップを踏んだからといって、必ずしも仮説について答えがわかるとは限らない。行動が結果に必ずつながっているわけではないのは、モチベーションにも影響を与える。
これらのような仮説から検証を行うための障壁を取り除くのは、簡単ではないが、だからこそこのステップに着目し、より検証について意識を向ける必要があるのではないだろうか。
検証の解像度を上げる
検証に意識を向けるためにできることはなにか。
まず大切なのが、仮説と検証の間にもう1ステップを意識的に追加することだろう。そのステップとは、「仮説を否定、あるいは肯定するために何が証明できればいいか」を考えるというものだ。この部分は、無意識的に行われることがほとんどで、無意識的に行ってもそうそう間違った内容になることはない。しかし、ここで事前に何をすべきかを自分の中ではっきりさせておくことで、検証時に道に迷うことを減らせる。
まずは、仮説を否定する方法がないかから考え出すことが簡単だ。反例を1つでも見つけてしまえば、既存の仮説は間違っていることが証明できるためだ。一方で、仮説が正しいことを証明するのは、至難の技である。
100%の精度を目指さなくていいのかもしれない。100%の精度を目指そうとすると、いつまでたっても検証が終わることがない。研究者や精度が低いことで人的被害が発生するのであれば、100%を目指す必要があるが、一般人にとってそのような事象はあまりない。
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